サカイ ヒロヤ   Hiroya SAKAI
  酒井 宏哉
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/05
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 Opening wedge高位脛骨骨切り術後の骨癒合とβ-TCPの骨置換に関するX線像による検討
執筆形態 共著
掲載誌名 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 第35巻(3),675-680頁
著者・共著者 平岡久忠 滝沢公章 塩谷操 酒井宏哉
概要 著者らがOpening wedge高位脛骨骨切り術を行った7膝を対象に、単純X線を用いて術後の骨癒合およびβ-TCP骨置換の過程を検討した。手術時年齢は平均63歳で、平均経過観察期間は20.7ヵ月であった。その結果、1)骨梁の形成は外側より徐々に進行し、術後12ヵ月で平均52.5%まで進行がみられた。2)van Hemertらによる開大部のモデリングの分類では、骨癒合と判定されるphase 4に至るのは外側より50%の部位で平均9.6ヵ月、75%の部位で平均17.6ヵ月であり、外側に比べて内側でβ-TCP骨置換の遅れがみられた。3)平均15ヵ月で施行した抜釘時には内側欠損が全7膝でみられ、その深さは平均3.9mmであった。尚、抜釘後経過観察できた6膝中1膝では、10ヵ月経過後も内側骨形成が不十分であった。