サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 完全型膝蓋上滑膜ひだによって膝関節腔から隔絶された膝蓋上嚢に生じた滑膜性骨軟骨種症の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東膝を語る会会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第29巻(1),30-34頁 |
著者・共著者 | 野村英介 平岡久忠 佐々木有記 塩谷操 酒井宏哉 |
概要 | 40歳女。4年前から誘因なく左膝痛が出現した。膝関節単純X線では、3年8ヵ月前には石灰化陰影を認めなかったが、2年5ヵ月前に膝蓋骨近位に僅かに認め、3ヵ月前には陰影がより明確になっていた。1ヵ月前のMRIで関節液の貯留、膝蓋上嚢に複数の遊離体を認め、膝蓋上嚢は完全型の膝蓋上滑膜ひだ(PSSP)により膝関節腔から隔絶されていた。以上より、完全型PSSPにより膝関節腔から隔絶された膝蓋上嚢に生じた滑膜性骨軟骨腫症を疑った。関節鏡手術を行い、内側外側の膝蓋上穿刺にてPSSPを穿通せずに遊離体を摘出し、その後に膝蓋上嚢と膝関節腔の滑膜病変の切除を行った。術後経過は良好で術後2日目に独歩にて退院し、術後1年現在、臨床的に問題はないがX線所見で石灰化陰影を認めている。 |