サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 関節内に腫瘤を形成した膝関節滑膜性骨軟骨種症の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東膝を語る会会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第30巻(1),6-9頁 |
著者・共著者 | 松本理沙 平岡久忠 佐々木有記 塩谷操 島田憲明 酒井宏哉 |
概要 | 43歳男。右膝痛を主訴とした。可動域は伸展0度、屈曲140度で、伸展強制時に外側前方に疼痛が誘発された。McMurray testでは、外反内旋手技で外側に疼痛が誘発された。単純X線像にて被膜のみ造影効果を認め、関節鏡所見では、関節内には白色の遊離体が無数に存在した。さらに、局所的な滑膜の増生が外側の谷にみられ、遊離体を採取したところ、白色軟骨様の小腫瘤が多数採取されたACLの脛骨付着部外側に、1.5×1.0cm大の腫瘤が存在した。病変部の病理組織検査にて、遊離体に軟骨及び骨組織を、滑膜病変には軟骨化生の所見が認められ、病変は滑膜由来であることが示唆され、骨軟骨腫症と考えられた。術後、右膝の疼痛と引っ掛かり感は消失し、術後1年の時点で症状の再発を認めていない。 |