サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 前十字靭帯損傷に合併した破格を呈した内側半月版損傷の一例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第40巻(1),236-237頁 |
著者・共著者 | 佐々木有記 平岡久忠 武井良太 星川淳人 酒井宏哉 |
概要 | 38歳男性。バスケットボールにて相手と接触、右膝を外反強制して受傷後、右膝痛と引っかかり感が生じ前医へ受診となった。MRIにて前十字靱帯(ACL)損傷および内側半月板損傷の診断で受傷から5週目に著者らの施設へ紹介となった。所見では単純X線像で明らかな骨傷はみられず、MRIでも内側半月板に輝度変化があるものの形態異常は認めず、ACLの連続性もなかった。しかし、関節鏡視ではACLは大腿骨側実質部で断裂し、内側半月板は前節で縦断裂を認め、二束に分かれ、一束は前顆間区に付着、もう一束は断裂したACL近位に付着する破格を呈していた。以後、断裂した内側半月板はACLに付着する部分も含めて切除し病理組織検査に提出、ACL損傷に対しては膝屈筋腱を用いて再建術を施行した。その結果、病理組織所見では切除した破格部分は線維性組織からなり半月板組織として矛盾はなかった。 |