ヤマグチ イクコ
Ikuko YAMAGUCHI
山口 育子 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/09 |
形態種別 | 学位論文(修士) |
標題 | 下肢のマッサージがデイサービス利用高齢者の心理および生理状態に及ぼす影響 (修士論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 桜美林大学 |
概要 | デイサービス利用高齢者を対象にマッサージの生理的・心理的効果を明らかにすることを目的とした。またその際に、加齢による生理機能の変化がマッサージ効果に何らかの影響をもたらすかを検討するために、若年者との比較を行った。 生理的変化としては、高齢者、若年者ともにマッサージ実施により、①心拍数の減少、②血圧の低下、③筋硬度の低下、④皮膚温の上昇、⑤交感神経の指標であるLF/HFの低下という結果が得られ、マッサージによりリラクゼーションできることが明らかとなった。自律神経機能に関して、加齢によって生理変化が生じている高齢者であるが、若年者と同様に心拍数の低下、血圧の低下、皮膚温の上昇、筋硬度の低下という反応が得られた。 さらに心理的変化はPOMSにおいて、若年者と高齢者ともに「緊張-不安」「抑うつ-落ち込み」「疲労」有意に低下した。心理面でも若年者と同様な変化が得られたことは、マッサージの効果として若年者、高齢者は同様であるととらえることができると考える。「活気」に関しては若年者・高齢者ともに低下しなかった。この結果は、高齢者の日々の活動や運動につながる有意義な結果であったと考える。 全26頁 |