ヤマグチ イクコ
Ikuko YAMAGUCHI
山口 育子 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/09 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 吸気抵抗負荷呼吸(60%PImax)による吸気筋トレーニングの効果-トレーニング時の筋出力変化と運動耐容能に及ぼす影響- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京医療学院大学紀要 第8巻 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 8,14-23頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 山口育子、柿沼美生、宇田りの、金野友祐、高谷唯、村田和泉 |
概要 | 健常若年者を対象に、吸気抵抗負荷60%PImaxにおける吸気筋トレーニング(IMT)が運動耐容能(運動時間、Peak VO2、peak VE、peak RR、peak VT、呼吸困難感)に及ぼす影響について検討した。また呼吸筋の最大筋力の増加に加えて、トレーニング実施期間を通して起こる吸気抵抗負荷呼吸時の吸気圧、吸気流速、吸気量の変化についても明らかにすることを目的とした。4週間のIMTの結果、呼吸筋力(PE max)は増強し、さらに症候限界性の運動負荷試験における運動時間の延長、呼吸代謝の向上(Peak VO2、peak VE、peak RRの増加)、呼吸困難感の軽減という運動耐容能の向上が起こった。またトレーニング時の吸気筋の筋出力(吸気圧、吸気流速、平均吸気量)は2週間後から増加することが明らかとなった。60%PImax負荷強度におけるIMTは、健常若年者の運動耐容能を改善することが示されたとともに、呼吸筋力の変化をテスト時の1回の最大筋力のみで捉えるだけでなく、トレーニング中の筋出力の方法や至適強度への到達などを確実に把握しながらIMTの効果を検証することが重要と考える。 |