サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 前十字靭帯損傷を合併した大腿四頭筋腱断裂の一例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第41巻(3),851-854頁 |
著者・共著者 | 佐々木有記 星川淳人 平岡久忠 井上良輔 酒井宏哉 |
概要 | 【目的】大腿四頭筋腱断裂に前十字靱帯損傷を合併した稀な症例を経験したので報告する.【症例】61歳の男性で,既往歴は高血圧以外特記なし.階段下りでバランスを崩し,右下肢で踏んばった際に,左膝を屈曲強制され受傷した.左膝痛,歩行困難なため,当院紹介受診となった.大腿四頭筋腱断裂の確定診断目的でMRIを撮像したところ,前十字靱帯の輪郭不整を認め,受傷約1週で大腿四頭筋断裂および前十字靱帯損傷を疑い,膝関節鏡および大腿四頭筋腱修復術を施行した.前十字靱帯は大腿骨側実質部で損傷を認め,大腿四頭筋腱は膝蓋骨付着部で断裂していた.後者に対しては,大腿四頭筋腱の近位断端にinterlocking stichで糸をかけた後,膝蓋骨に穴をあけ,膝蓋骨遠位で締結固定した.【考察】大腿四頭筋断裂は稀な疾患であるが,診断は比較的容易である.しかし,合併損傷は見落としがちであるので,膝関節内合併損傷の可能性も念頭に置くべきである. |