サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 大腿切断後に形成された断端の骨棘に対して関節鏡視下切除術を行った1例―障害者スポーツへの応用の可能性についてー |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本整形外科スポーツ医学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第37巻(2),142-145頁 |
著者・共著者 | 武井良太 平岡久忠 星川淳人 酒井宏哉 |
概要 | 症例は54歳男性。16歳時に交通事故で右下腿開放骨折を受傷した。経過中、脛骨骨髄炎が発生し、右大腿切断に至った。その後、義足歩行を獲得し、通常の日常生活を送っていたが、当院初診の2ヵ月程前より、切断肢断端部に疼痛を自覚し、近医を受診した。単純X線像で、右大腿骨切断端に骨棘を認め、加療目的に当院を紹介受診した。義足を作り直して5ヵ月間経過観察したが、症状は改善しなかった。MRIで骨棘の刺激による断端骨棘周囲の滑液包炎も合併していると診断し、関節鏡視下手術による骨棘および滑液包切除を施行した。術後経過良好で、術後2週で義足着用にて歩行可能となった。障害者スポーツにおいてこのような症例がみられた場合でも、早期復帰に向けて有効な手段になりうると推察された。 |