サカイ ヒロヤ   Hiroya SAKAI
  酒井 宏哉
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2018/10
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 Medical services at the 2017 Sapporo Asian winter games: injury and illness epidemiology at a 34-nation multisport event.
(2017年札幌アジア冬季競技大会における医療サービス:34か国が参加する多種目競技大会における傷害および疾病疫学)
執筆形態 共著
掲載誌名 Br J Sports Med
巻・号・頁 53(1),pp.32-36
著者・共著者 Watanabe K, Akama T, Asakawa S, Fukuda K, Sakai H, Okuwaki T, Imai T, Sato H, Katayose M, Jegathesan M, Shamali NA.
概要 目的: 第8回アジア冬季競技大会2017で提供された医療サービスについて説明し、発生した負傷や病気を報告する。方法: このイベントには、32の国立オリンピック委員会と2つの招待国から合計2010人の選手とチーム役員が参加し、16日間医療サービスが提供された。医療データ(医療と理学療法)は、同じ期間に組織委員会によって選手と非選手(チーム役員、従業員、メディア、観客)について収集され、会場とチーム宿舎の医療室の電子医療記録システムに記録された。結果: 745件の医療対応(医療、443件、理学療法、302件)を記録し、そのうち549件(74%)は選手によるものだった。負傷は214件、病気やその他の病状は144件だった。1164人の選手のうち、549人(47%)がサービスを利用した。アイスホッケー、スノーボード、アルペンスキーでは医療従事者との面会率が高かった。代表団の半数以上がチームドクターを同伴しておらず、これらのチームでは医療従事者との面会率が高かった。さらなる治療のために病院に搬送された患者の大半はアスリート(41人中36人)で、ほとんどがアルペンスキーヤーとアイスホッケー選手だった。結論:負傷や病気はNOCの医療スタッフとスポーツイベントによって異なる。これらのデータは、アジア冬季競技大会や同様の大規模イベントの医療および理学療法サービスの主催者に役立つだろう。