サカイ ヒロヤ   Hiroya SAKAI
  酒井 宏哉
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/08
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 脊髄症状を呈したsemi-segmented hemivertebraの1例
執筆形態 共著
掲載誌名 関東整形災害外科学会雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 47巻(4),204-208頁
著者・共著者 金澤貴仁 丸山徹 小林陽介 酒井宏哉
概要 13歳女児。腰痛、左下肢しびれ感を主訴とした。12歳7ヵ月時に学校検診で側彎を指摘されており、ウエストラインは左右非対称で、前屈時は右に7°のrib humpを呈し、左下肢全体にdysesthesis、hypesthesia、analgesiaを認めた。単純X線像では右凸の側彎と右L1の半椎を認め、Cobb角45°、腰椎前彎角35°、pelvic incidenceは約30°であった。3D-CTにてsemi-segmented hemivertebraと判明し、MRIにて左L1椎弓根による脊髄圧迫が観察されたが、neural axis abnormalityは認めず、先天性側彎症と診断した。後方進入によるL1椎弓切除、左L1椎弓根切除、右L1半椎切除の後、椎弓根スクリュー固定と局所骨の植骨を行い、術後は左下肢の症状消失と腰痛の軽快が得られた。