サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 肩甲関節窩の骨内ガングリオンに反復性肩関節脱臼を合併した1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 肩関節 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 38巻(2),705-708頁 |
著者・共著者 | 島田憲明 酒井宏哉 井上純一 |
概要 | 症例は19歳女性(チアリーディング部所属)で、チアリーディング練習中に左手を付き左肩関節を脱臼し、以後2度の脱臼で動作時痛、脱臼不安感で受診した。Apprehension test、relocation testが陽性であった。X線で肩甲関節窩下方に骨透亮像、CTで関節窩軟骨下骨に嚢胞性病変を認め、嚢胞性病変はMRI T1強調で低信号、T2強調で高信号を呈した。肩甲関節窩骨内ガングリオンと反復性肩関節脱臼の合併と診断し、関節鏡視下手術を行った。術中肩甲関節窩関節面前下方に骨軟骨の陥没を認めて除去し、欠損部にリン酸カルシウムペーストと自家腸骨を移植した。次いでBankart修復を行い、腱板疎部を縫合した。術後4週で外固定を除去し、肩関節自動運動を開始したが、運動時痛や脱臼不安感は消失していた。術後3ヵ月より練習を開始し、術後6ヵ月で競技に復帰した。術後9ヵ月経過でガングリオンの再発は認めていない。 |