ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | Smooth surface セメントレス人工股関節の長期成績 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 中部リウマチ |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 36(2),87-93頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 濵田 良機、杉山 肇、堀内 忠一、中村 祐敬、佐久間 陸友 |
概要 | 横断面が楕円形で表面平滑なステムを有するY2型3本スパイク式セメントレス人工股関節(Y2型)の術後10年以上経過例のX線所見における固定性と臨床成績から,Y2型の利点,欠点を明らかにし,Y3型開発に至った経緯について報告した.30例30関節(男4例・女26例)を対象に検討した結果,Y2型の良好な力学的バランスから,再置換に至るような移動や透明層の出現はみられなかった.一方表面平滑でbone-on growthによる固定性獲得を意図したデザインのため,荷重時のコンポーネントのmicromotionによって支持性が低下し,さらには一定方向の移動が発生することが最大の問題点であった.また表面平滑でbone-on growthによる固定性を獲得するため,術後長期の安静,免荷が必要であった.改善すべき問題点として表面の性状を認識し,Y3型3本スパイク式セメントレス人工股関節を開発した.術後短期で評価を下すことはできないが,セメントレス人工股関節の臨床経験から,長期にわたって安定した股関節機能を維持・発揮できるものと思われた |