ウチダ マナブ
Manabu UCHIDA
内田 学 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 要支援高齢者における呼吸筋力・呼吸機能と運動能力の関係 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 敬心・研究ジャーナル |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | vol.1(2),43-49頁 |
著者・共著者 | 著者:山口育子、内田学、丸山仁司 |
概要 | [目的] 本研究は, 要支援高齢者の下肢筋力, 握力, 歩行能力, バランス機能, 心肺機能等の総合的な運動機能評価を行い, 呼吸筋力や呼吸機能との関連性について検討することを目的とした. [対象] 通所型介護予防事業に参加している地域在住高齢女性31名(平均年齢86.1±4.6歳), 要支援1が18名, 要支援2が13名であった. [方法] 呼吸筋力の指標としてPImax, PEmax, 呼吸機能の指標としてVC, FVC, FEV1.0, PEFR, 筋力の指標として握力, 等尺性膝伸展筋力, 移動能力の指標として5m歩行速度, TUG, バランス能力の指標として片脚立位時間, FRT, 運動耐容能の指標として6分間歩行テストによる歩行距離を測定した. 呼吸筋力, 呼吸機能と各運動指標との関連をspearmanの順位相関係数にて分析した. [結果] 対標準値である%VC, %PEmax, %PImaxはいずれも低い値を示し, 6分間歩行距離も標準値より低い傾向を示した. また, 呼吸筋力と握力, 等尺性膝伸展筋力の間に, %PEmax, PEFRは6分間歩行距離との間に有意な相関関係を示した. [考察] 呼吸筋力評価の有用性が示唆されたとともに, 従来の介護予防の現場で行なわれる運動機能だけに直接的にアプローチするプログラムに併せて呼吸筋力も強化する必要があると考える. |