ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Prediction of ambulation prognosis in elderly after hip fracture
(大腿骨頸部骨折後の高齢者の歩行予後の予測) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | International Orthopaedica (SICOT) |
巻・号・頁 | 305(5),315-319頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | Tetsuo Hagino、Eiichi Sato、Hisahiro Tonotsuka、Satoshi Ochiai、Morihito Tokai、Yoshiki Hamada |
概要 | 高齢者大腿骨近位部骨折患者の歩行予後に影響を及ぼす因子を調査し、入院時に退院時の歩行状態を予測できるかどうかを検討した。受傷前に歩行可能であった60歳以上の大腿骨近位部骨折患者205名を対象とした。患者を退院時の歩行能力により、歩行可能群と歩行不能群の2群に分け、さまざまな予測因子の価値を評価した。退院時に歩行可能であったのは136名(66.3%)で、歩行不能であったのは69名(33.7%)であった。退院時の歩行能力に有意に影響する因子は、(1)年齢、(2)認知症、(3)受傷前の居住地、(4)貧血、(5)電解質異常、(6)胸部X線異常、および(7)慢性全身疾患であった。各患者は上記因子に基づいてスコア化(1=はい、0=いいえ)され、その合計が予測スコアとして使用された。歩行不能群では平均スコアが有意に高かった(p <0.0005)。入院時にスコアリングシステムを使用することで、股関節骨折後の歩行予後を予測することが可能である。 |