コジマ モトナガ
Motonaga KOZIMA
小島 基永 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2017/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Differences in body composition and physical function related to pure sarcopenia and sarcopenic obesity: A study of community-dwelling older adults in Japan.
サルコペニア肥満とサルコペニアの心身機能の比較 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Geriatrics & Gerontology International |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 第28巻(第1号),pp.69-77 |
著者・共著者 | 共著者:Kera T, Kawai H, Hirano H, Kojima M, Fujiwara Y, Ihara K, Obuchi S. |
概要 | サルコペニア肥満とサルコペニア単独を傾向スコアーマッチングを用い、性別、年齢、身長、併存症の数を共変量として調整した上で、独立2群の差の検定またはMann–Whitney U testを用いて比較した。結果、肥満を反映してサルコペニア肥満群は体脂肪、体脂肪率が有意に高値であったが、骨格筋総量や各四肢筋量は有意に低かった。さらにサルコペニア肥満群は下肢に対する上肢骨格筋の比率が低値で、上肢骨格筋の低下が著しかった。しかしながら握力、歩行能力、バランスに関してはいずれも2群に有意な差がなかった。以上より、サルコペニア肥満群は骨格筋量や身体機能が低下すると考えていたが、身体機能には差が認められなかった。これは共変量調整の結果、体重が軽い女性が選ばれた影響である可能性がある。有意な身体機能の低下を報告した先行研究ではBMIを基準としていることから、サルコペニア肥満が身体機能へ与える影響は体脂肪の増加よりも単純な過体重のほうがより強い可能性がある。今後は検討に用いる肥満基準の見直しが必要であると考えられた。
本人担当部分:データベース計画・構築補助、データ収集 |