ウチダ タツジ
Tatsuji UCHIDA
内田 達二 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 認知症高齢者と家族介護者の生活状況について:自宅とデイケアにおけるDCMの枠組みを用いた観察 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | リハビリテーション連携科学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(1),110-117頁 |
総ページ数 | 8 |
著者・共著者 | 村田 康子, 内田 達二, 稲橋 秀樹 |
概要 | 目的:認知症高齢者の在宅支援が急務とされる中、在宅生活の現状を把握し、在宅介護の特性や支援について示唆を得ることを目的とした。方法:在宅で暮らす認知症の人とその家族介護者1事例に対して、認知症ケアマッピング(DCM)の枠組みを用いた行動観察を自宅とデイケアで実施し、比較検討した。結果:最も多く記録された行動カテゴリーコード(BCC)は自宅、デイケアともに「交流」で、次いで自宅では「仕事」が、デイケアでは「セルフケア」と「歩行」が多く観察された。家族との「交流」において、よい状態がより多く観察され、本人と家族介護者のよい状態/よくない状態(WIB値)間に相関が認められた。結論:認知症の人にとって介護者との「交流」や環境の重要性が推察されるとともに、本人と家族介護者のよい状態の関連が示唆され、認知症の本人だけでなく、家族介護者のよい状態も維持する具体的支援について検討する必要があると考える。 |