ウチダ タツジ
Tatsuji UCHIDA
内田 達二 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | ケアスタッフのパーソン・センタード・ケアの意識や実践を測定するための尺度の開発に関する研究の動向 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 看護研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 46(7),687-699頁 |
総ページ数 | 12 |
著者・共著者 | 内田達二,鈴木みずえ |
概要 | Person-centred Careの実践をめざした取り組みにおいて,認知症高齢者の変化とケアスタッフの意識や実践の変化を評価することは重要である。特にPerson-centred Careの実践を簡便に評価する手法として,スタッフに対する質問紙法は有効である。しかし,スタッフのPerson-centred Careの意識や実践の評価尺度は,開発・使用された地域や施設形態などで名称に相違がある。その原因として,Person-centred Careの基本概念の多義性が影響していると考えられた。本稿では,医療施設のスタッフを対象として開発されたさまざまな評価尺度を紹介している。これらの評価尺度の中で日本語版の検討がなされているのは,ADQのみであり,今後日本においてさらなる尺度の開発が必要である。また,欧米では,Person-centred Careの意識や実践に関する評価だけではなく,その実践を可能にする看護師の達成感や自信に関する尺度も開発されており,看護現場におけるPerson-centred Careの実践をさまざまな側面から検討していくことの重要性が示唆された。 |