ツカハラ セツコ
Setsuko TSUKAHARA
塚原 節子 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 看護学科 看護学教員 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/12 |
形態種別 | 研究論文(その他学術会議資料等) |
査読 | 査読あり |
標題 | 青年期にある外傷性高次脳機能障害者の就労維持に伴う障害受容のプロセス |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 金沢大学 つるま保健学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 35(2),41-49頁 |
著者・共著者 | 塚原節子、長谷川雅美 |
概要 | 青年期に外傷性高次脳機能障害となった当事者が就労維持を通して自己の障害をどう受容していくのかそのプロセスを明らかにすることとした。対象は交通外傷等によって高次脳機能障害者で、現在就労を維持している当事者7名から聞き取り調査を行った。分析手法は修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを使用した。結果【自己と他者の障害認識との対立】をコアカテゴリーとする9つのカテゴリーが抽出された。当事者らは就労中も障害認識の違いの中で揺れ動き、【障害者としての不当な扱い】をうけ【見つからない居場所】の中で【コントロールできない怒り】をあらわにしていた。しかし【第三者の存在によるサポート】によって意識変化が起こり【自信獲得への挑戦】や【自分の就労スタイルを確保】していくようになった。また根底に「できない自分」を自覚しつつ【障害者でも認められる社会を希求】していた。一方で就労しても【自立できない金銭管理】が存在していた。 |