ウチダ タツジ
Tatsuji UCHIDA
内田 達二 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/11 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
標題 | 認知症高齢者の問題行動と施設職員の対応に関する研究 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 平成16年度ジェロントロジー研究報告 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (No.7),28-35頁 |
総ページ数 | 8 |
概要 | 【目的】痴呆性高齢者の問題行動は,患者,介護者双方のストレスの誘因になり,QOLを低下させる原因となる.本研究は,痴呆性高齢者の問題行動とケアスタッフの対応方法がどのように関連しているのかを探ることを目的とした.【方法】対象は,都内・近郊の高齢者の入所施設,病院の職員155名と問題行動の評価対象となる入所痴呆性高齢者36名である.【結果・まとめ】126名のアンケートならびに痴呆性高齢者36名,のべ399票のDBD調査票を解析した.検討に当たっては施設職員のDBD評価点で問題行動認識を標準得点化して3群に分けて検討した.3群を比較すると大半の項目でDBD評価に差が認められた.非攻撃的行動へ介護者が「すべき」と思っている対応と実際「している」対応の半数に相違が認められた.しかしDBD評価点から職員を3群に分ける方法では,問題行動に対する特徴的な対応は見いだすことができなかった.今後は施設職員の対応と利用者の反応を探るなど質的な検討を行うことで,よりよい対応の方略について考察をすすめる必要がある |