ウチダ タツジ
Tatsuji UCHIDA
内田 達二 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | しびれの強さと気分の関係-POMSを用いた「しびれ」患者の気分の評価 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京医療学院大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 4,31-37頁 |
総ページ数 | 7 |
著者・共著者 | 浅沼,辰志, 日向,裕二, 木村,奈緒子, 内田,達二 |
概要 | 本研究では,脳卒中後に生じたしびれの強さと気分との関連について明らかにするものである。脳卒中片麻痺者でしびれの訴えがあり,認知機能に障害を認めないもの12名(男8名,女4名,平均63.0±8.8歳)を対象に週1回10~15分間しびれの部位に塩ビシートをあてる介入を3週間実施し,終了後4週間目に最終評価を行った。介入によって触覚や痛覚といった感覚検査において大きな変化は認められなかったが,しびれの程度を示すVisual Analogue Scaleは初回78.0±22.4 mmから介入終了直後には40.6±37.4 mmと有意に改善をしていた(p< 0.05)。気分の指標であるPOMSはT-A(緊張-不安)項目が介入前44.1±6.4,介入終了直後(3週目)39.5±4.1,介入終了後4週目37.5±2.8と改善を示し,介入前と介入終了直後,終了後4週目の間に有意差(p<0.05)を示したが,その他の項目には有意差は認められなかった。しびれの強さや部位,運動機能の程度別のPOMSの比較でも有意な差は認められず,気分には影響を及ぼさないことが示唆された。 |