ウチダ タツジ
Tatsuji UCHIDA
内田 達二 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 大学生における筆記具の持ち方の実態とその成立要因 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京医療学院大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 5,37-53頁 |
著者・共著者 | 浅沼辰志, 内田達二,木村奈緒子, 小林紘奈,辻美紀,八巻平,藤田康平,佐藤貴勇 |
概要 | 近年、鉛筆を正しく持つ大学生が減少しているとの指摘がなされており、本研究では、筆記具の持ち方の実態とその成立過程を明らかにすることを目的とした。対象は、本学の学生44名(男性29名、女性15名)、平均年齢は21.2±0.4歳であり、利き手は右利き42名、左利き2名であった。今回の調査は2段階からなり、1)筆記具の持ち方の実態調査(鉛筆の持ち方のカメラ撮影と分類)、2)筆記具の持ち方の成立過程の半構造化インタビュー調査と内容のSCAT分析を実施した。調査の結果、先行研究に見られなかった新しい形2種類を含めて12種類の持ち方が確認され、正しいとされる持ち方の学生は、17名(38.6%)であった。一番多く観察されたのは、Pincer grip(万年筆型)10名(22.7%)であった。インタビュー調査では、成立要因に、指導の有無、発育途上の手指筋力、指導のあり方、親や本人の持ち方に対する価値観、などが影響しており、SCATによる分析で、発達過程における指導方法のあり方に関して、追求すべき点や課題が明確になった。今後も継続して検討を進めたい。 |