ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 掌側ロッキングプレートとbridging型創外固定器の併用によるdue-punch fragmentを含むtypeC3橈骨遠位端骨折の治療成績 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本手外科学会誌, |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28(4),305-308頁 |
著者・共著者 | 有薗行朋、浜田良機 |
概要 | 2007年1月以降に手術を施行し6ヵ月以上経過観し得た橈骨遠位端関節内骨折10例(男性6例、女性4例、年齢35~76歳、平均年齢58歳)を対象に、掌側ロッキングプレートとbridging型創外固定器の併用による治療成績について検討した。全例、骨折型はAO分類Type C3で、いずれも初診時に5mm以上のgapがみられた。その結果、1)最終観察時のX線計測では平均RI値23.1°、UV値0.7mm、PT値6.3°と明らかな矯正損失は認められなかった。2)平均関節可動域は掌屈64.5°、背屈72.5°、前腕回内83.5°、回外89°で、握力は健側比69.7%まで回復、Cooney評価ではExcellentが9例、Goodが1例と良好であった。3)合併症は1例に長母指屈筋腱の腱損傷を認められたためプレートを抜去した。更に中指PIP関節の屈曲拘縮、中指MP関節伸展拘縮を各1例に、軽度の手関節痛を2例に認められた。以上より、掌側ロッキングプレートのみでは整復時維持が困難な症例もあり、したがって創外固定器の併用は強固かつ安定した固定性獲得に有用な手段の一つと考えられた。 |