ウチダ マナブ   Manabu UCHIDA
  内田 学
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/04/01
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 介護予防における吸気筋トレーニング追加併用の効果 運動耐容能におよぼす影響
執筆形態 共著
掲載誌名 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 28(3),471-479頁
担当区分 最終著者
著者・共著者 山口 育子, 内田 学, 丸山 仁司
概要 【目的】高齢者の吸気筋に対する直接介入が身体機能に及ぼす影響について明らかにした.【方法】介護予防デイケアに通う高齢女性21名を対象に,従来の運動プログラムに吸気筋トレーニング(IMT)を追加併用する1ヶ月間の介入を行った.身体機能の指標として,呼吸機能はVC,FVC,FEV1,呼吸筋力はPImax,PEmax,運動機能は握力,膝伸展筋力,歩行速度,CS-30,TUG,片脚立位,FR,6分間歩行距離(6MWD),身体組成は体重,BMIとした.運動耐容能である6MWD,Borg スケールを主要アウトカムとして,前後比較にて効果検証を行った.【結果】対象者全体では呼吸機能を含む身体機能に有意な変化は認められなかった.しかしIMTにより吸気筋力が増加した高齢者では,息切れ感や疲労感が増加せず有意に歩行距離が延長した.〔結論〕IMTの方法や適応対象者を詳細に検討する必要はあるが,運動プログラムにIMTを追加併用することは,運動耐容能を向上させる可能性があることが示唆された.