ナカネ リョウ
Ryou NAKANE
中根 亮 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 生理学実習(腎機能)-水負荷試験-における負荷量の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京医療学院大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 4,27-30頁 |
著者・共著者 | 増田梨桜.中根亮.加藤昌克 |
概要 | 本研究の目的は、生理学実習で広く行われている水負荷試験の負荷量の検討である。腎臓は体液の量と物理化学的性状を恒常に保つために重要な器官であり、生理学実習でも必須項目の一つである。従来から負荷量は 1 L で行われているが、これは学生にとって苦痛を伴うものである。半量の 0.5 L でも同様の結果が得られれば、0.5 L の水負荷で実習を行うことが可能である。そこで、負荷量を 1 L と 0.5 L の 2 種類にし、負荷による尿量と尿浸透圧の変化を測定した。その結果、0.5 L 負荷でも、1 L 負荷の場合と同様に尿量は有意に増加し、尿浸透圧は有意に減少した。ただし、負荷後の 150 分間の尿量は、0.5 L 負荷の場合は、1 L 負荷の約半分であった。また、生理食塩水負荷の場合も 1 L と 0.5 L で定性的に同様の結果が得られた。以上から、腎機能の実習において、被験者に対する負担が少ない 0.5 L 負荷で可能なことが明らかになった。 |