チバ サトル
Satoru CHIBA
千葉 諭 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/08 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 胸部屍体血量の研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京医療学院大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 9,88-94頁 |
著者・共著者 | 千葉諭,遠藤泰彦,鈴木正章 |
概要 | 病理解剖における胸部屍体の計量計測については、その実施の意義について意見が分かれており、それを有用とする者は胸部屍体血量が死亡前の循環状態や水分分布を反映していると主張している。今回、胸部屍体血量の分布と意義について、2000年~2005年の解剖例計528例のうち、身長、体重、胸部屍体血量の記載のある421例を対象に検討した。対象を、循環血液量が多いと思われる心疾患・腎疾患のA群(137例)、循環血液量が少なくなると考えられる血液疾患、透析患者、大量出血などのC群(143例)、A群、C群以外の循環血液量にあまり変化がないと考えられる肝疾患などのB群(141例)の3群に分けて検討した結果、胸部屍体血量はA群で多く、C群で少なく、B群はA群とC群の中間であった。また、胸部屍体血量と死後時間とに、軽度の負の相関が認められた。 |