ハマダ ヨシキ   Yoshiki HAMADA
  濵田 良機
   所属   東京医療学院大学  学長
   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002/01
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 頸椎高度変形を伴った上位頸髄損傷患者に対する頸椎手術治験の1例
執筆形態 共著
掲載誌名 脊椎脊髄ジャーナル
掲載区分国内
巻・号・頁 15(1),69-73頁
担当区分 責任著者
著者・共著者 前川慎吾、河野秀樹、萩野哲男、穂苅行貴、浜田良機
概要 61歳女.自宅で後頭部より転倒し,意識レベルの低下・呼吸困難・四肢麻痺により搬送された.頸髄損傷と診断し,直ちにステロイド大量投与やhalo-vest固定等の保存療法を施行した.麻痺は改善したが,halo-vestの除去による麻痺の悪化を危倶し,受傷後4ヵ月で手術目的で転院した.X線透視下の動態で後頭骨-C2間に動揺性が認められ,halo-vest除去による麻痺の悪化が危具されたため,手術を施行した.術後はhalo-vest固定とし,術翌日より坐位を許可した.嚥下時の違和感は術後早期に消失した.術後8週でhalo-vest固定を除去し,アドフィットUDブレースを装着し,術後12週で頸椎カラーヘ変更した.頸椎カラーは術後6ヵ月まで装着した.術後22ヵ月,後頭骨-C6間の骨癒合が得られた.四肢麻痺は回復し,両手足に中等度の知覚鈍麻を残すが1本杖で歩行可能となった