コジマ モトナガ
Motonaga KOZIMA
小島 基永 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 教授 |
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発表年月日 | 2017/06 |
発表テーマ | 超音波画像計測による地域高齢者の大腿四頭筋の形態的特徴の分類-運動器指標及びサルコペニアとの関係 |
会議名 | 日本老年医学会学術集会日本老年医学雑誌第54巻(学術集会講演抄録集)p153 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 共著者:河合恒,解良武士,平山亮, 平野浩彦,藤原佳典,井原一成, 小島基永, 大渕修一 |
概要 | 地域高齢者の超音波画像計測による大腿筋厚や筋輝度から筋の形態的特徴を分類し、分類パターンと運動器指標、サルコペニアとの関係を検討した。結果、形態的特徴は、筋厚減少や繊維化がないA、やや筋厚が減少し繊維化があるB、筋厚は厚いが皮下脂肪も厚く、むくみのためか輝度が低いC、筋厚減少と繊維化が著しいDの4つに分類された。Aに比べて有意に、体脂肪率はB、Cで高く、SMI、膝伸展トルクは全パターンで低く、通常歩行速度はC、Dで遅かった。開眼片足立ちはDで短かった。各パターンにおけるサルコペニア(うちサルコペニア肥満)の出現率は、Aが5.9%(4.7%)、Bが12.7%(10.1%)、Cが9.1%(9.1%)、Dが15.2%(6.1%)で、パターンとの有意な関連が認められた。即ち、大腿四頭筋部の筋厚や筋輝度を組み合わせることで、地域高齢者の大腿四頭筋の形態的特徴は4つに分類でき、この分類は運動器指標やサルコペニア肥満と関連することが示唆された。
本人担当部分:データベース計画・構築補助、データ収集 |