ウチダ マナブ   Manabu UCHIDA
  内田 学
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2007/05
発表テーマ 側臥位からの起き上がりにおける腹筋及び肩関節周囲筋群の活動様態
会議名 第43回日本理学療法士学術大会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 発表者名:江口英範・丸山仁司・高田治実・奥壽郎・坂本雄・甲斐みどり・塩田紀章・榎本康子・神田太郎・石垣栄司・斎藤弘・内田学
概要 要旨:側臥位からの起き上がりにおいて上肢筋及び腹筋の最大筋活動がどの順序となっているか、またその最大筋活動域が起き上がり時のどの相にあるのかを健常人を対象に検討した。最大値所要時間の順位と各筋との間には有意な偏り(χ2=22.67、p<0.01)が認められた。すなわち、棘下筋、三角筋後部線維に上位順位が多く、腹直筋、上腕三頭筋に下位順位が多かった。また、各筋と各動作相との間にも有意な偏り(χ2=8.00、p<0.05)が認められ、ほとんどのケースで棘下筋、三角筋後部線維は肘頭支持相に存在し、上腕三頭筋や腹筋も半数以上が肘頭支持相にあった。
動作開始時、まず肩の固定筋である棘下筋と肘頭支持相の肩の伸展力を保障する三角筋前部線維が活動する。肘の伸展筋である上腕三頭筋は、手掌支持相とともに肩の伸展筋として肘頭支持相にも強く関わり、腹直筋も、肘頭支持相、手掌支持相全般に関わっていることが推定される。