ヤマグチ イクコ
Ikuko YAMAGUCHI
山口 育子 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
|
発表年月日 | 2016/10/27 |
発表テーマ | 特別養護老人ホームにおける事故発生要因の検討~介護職員のエイジズムとリスクマネジメント能力の関係性~ |
会議名 | リハビリテーション・ケア合同研究大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | つくば国際会議場 |
発表者・共同発表者 | 共同発表者:月岡 鈴奈、内田 学、山口育子、山野 薫 |
概要 | 【目的】介護職員におけるエイジズムと事故発生の関係性について検討した.【方法】対象は介護職員106名,経験年数,介護福祉士資格有無,FAQ,自己効力感,事故感知能力,事故件数,ヒヤリハット数,ヒヤリハット提出数を無記名選択式で調査した.事故発生と他項目との関連性を調査するために相関分析を実施し,合わせて重回帰分析にて事故発生に寄与する因子を調査し,FAQについて2群に分類し群間比較を実施した.【結果】事故発生の関係では,FAQ,自己効力感,ヒヤリハット提出数,ヒヤリハット数,感知能力に相関を認めた.重回帰分析の結果では,FAQ,感知能力,ヒヤリハット提出数が因子として検出された.FAQの群間比較では自己効力感,事故件数,ヒヤリハット提出件数,感知能力の項目において差を認めた.【考察】結果より,事故発生要因としてFAQ,自己効力感,感知能力の低さが考えられた.FAQの結果における群間比較からも低値群では事故件数に有意な差を認めたことから,高齢者の思考や行動に関する理解を深めることで,高齢者が陥りやすい危険行動の一端を知ることに繋がり,長期的にみて事故発生予防に繋がると考えられる.
本人担当部分:計画補助、考察補助 |