コジマ モトナガ   Motonaga KOZIMA
  小島 基永
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   教授
発表年月日 1998/05
発表テーマ 歩行時の膝関節ころがり運動(第2報)
会議名 理学療法学第25巻(学会特別号)p374
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 京都
発表者・共同発表者 共同発表者:柴喜崇、大渕修一、小島基永、長澤弘、前田真治、外島裕之
概要 Frankel(1971)らは、Reuleaux法(1876)を応用し、膝関節の瞬間中心(Instantaneous Center of Rotation)を求めている。この瞬間中心はすべり運動、ころがり運動の障害を評価することが可能であるとしている。ころがり運動は、膝関節屈曲に伴って瞬間中心が移動することで、またすべり運動は瞬間中心の移動の少なさで表すことが可能である。 瞬間中心をとらえる研究が幾つか行われてきたが(Soudan et al.,1979,Torzilli et.al.,1981)荷重時の瞬間中心のばらつき度合いが大きく、軌跡が連続性を保ち描くことが難しく、またレントゲンによる被曝の問題もあり、臨床応用にまではいたらなかった。その点Spiegelman(1987)の剛体モデルを用いた瞬間中心の測定は連続的な瞬間中心の軌跡を描くことが可能である。 本研究の目的は、歩行の立脚期における荷重された膝関節の瞬間中心を測定し、ころがり運動などの評価を含めさまざまな臨床応用の可能性があることを提示することである。
本人担当分:実験補助