コジマ モトナガ   Motonaga KOZIMA
  小島 基永
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   教授
発表年月日 2004/05
発表テーマ 指-鼻-指試験における円滑な動作の基準値の検討
会議名 第39回日本理学療法学術大会理学療法学第31巻p457
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 仙台
発表者・共同発表者 共同発表者: 水野公輔、柴喜崇、大渕修一、小島基永、佐藤春彦、池田憲昭
概要 動作の円滑さを客観的に示す指標としてはこれまで、 Kitazawaら(1993)による加速度を微分した躍度の指数(Jerk Index)を使う方法などが紹介されてきた。一方、 躍度の指数を用いるには、 微分はノイズを増幅するという性質から適切な微分方法の選択が困難であり、 また躍度を運動距離で補正し指数化するとなると、 加速度計単独での計測では不十分で、 その適応には限界がある。躍度の指数に代わって、 動作中の加速度変化の周波数解析結果を、 確率曲線に見立て算出する平均情報量(entropy)を用いることで、 加速度計単独で動作の円滑さを客観的に示す指標になり得ることをこれまで報告しているので、本研究では平均情報量を、 上肢の協調性検査のひとつである指-鼻-指試験に適応し、 指-鼻-指試験を客観的に評価する際の基準値の検討を試みた。結果として、上肢動作の円滑さに何らかの障害がある患者に対して、 指-鼻-指試験を用いる場合に、 平均情報量を適応することで、 客観的な評価が可能となることが示唆された。
本人担当部分:解析法提示、実験補助、考察補助