ヤマグチ イクコ
Ikuko YAMAGUCHI
山口 育子 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2019/10/19 |
発表テーマ | 高齢者の吸気筋力の向上が運動耐容能に及ぼす効果(筆頭演者) |
会議名 | 第6回日本予防理学療法学術大会 |
主催者 | 日本予防理学療法学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 広島国際会議場 |
発表者・共同発表者 | 山口育子 内田学 丸山仁司 |
概要 | 〔目的〕吸気筋トレーニング(IMT)による吸気筋力の向上が運動耐容能に及ぼす効果を検証した.〔方法〕通所リハビリテーションに通う高齢女性21名を対象に1か月間のIMT介入を行い,介入前後の比較をした.指標は,呼吸機能としてVC,FVC,FEV1.0,PEF,PImax,PEmax,運動機能として握力,等尺性膝伸展筋力,CS-30,歩行速度,TUG,片脚立位時間,FRT,6分間歩行距離(6MWD)とその際の呼吸困難感,下肢疲労感,SpO2,身体組成として身長,体重,BMIとした.IMT介入は吸気負荷装置(POWERbreathe)を用い,介入前PImaxの30%の負荷強度で毎日実施させた.各測定値の介入前後の比較を行った.〔結果〕IMTによりPImaxは有意な増加を示した.筋力や歩行速度に有意差を認めなかったが,6MWDには有意な増加がみられた.一方で,呼吸Borgと下肢Borgの変化量は介入前後で有意差を認めなかった.〔結論〕吸気筋力の向上によって息切れ感や疲労感が増強することなく長い距離を歩くことが可能となった結果から,吸気筋力の増加は運動耐容能を向上させる可能性が示唆された.
本人担当部分:研究計画、データ収集、統計処理、考察 |