イマムラ ヨシコ
Yoshiko IMAMURA
今村 嘉子 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 看護学科 看護学教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2008/12 |
発表テーマ | 老年看護学実習における看護学生と看護師との相互行為分析 |
会議名 | 第28回日本看護科学学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
開催地名 | 福岡国際会議場 |
概要 | 看護実践場面に参加し看護学生が指導者である看護師とどのように関係性をもちながら、何を学んでいるかを明らかにすることを目的として研究協力の承諾が得られた6名の学生と指導者との相互行為場面参与観察を実施。観察終了後、補完として半構造化インタビューを実施。観察データは学生と看護師との相互行為場面の行動パターンにより分類し、意味内容の類似性からカテゴリー化。抽出された 構造についてJean Lave,Etienne Wengerの正統的周辺参加論を理論背景として分析。学びのカテゴリーとして、『高齢者の特徴を踏まえた看護ケアの有り様』、『看護師のケアの模倣・取り入れ』、『学生が行う看護ケア』があげられた。学生は看護師が行う看護ケアに参加し、看護師から送られる「視線」、「言葉」や「ゼスチャー」などの「合図」を受け取り、学生なりに解釈し、参加する位置と見方を次第に変化させていた。臨地実習という学生が病院の看護スタッフの一員となるような周辺的参加では参加のあり方の変化は学習者のアイデンティティの変化にも結びつき、学生の参加のあり方の変化に伴って、看護実践現場独特の学習を生み出していた。 |