イマムラ ヨシコ   Yoshiko IMAMURA
  今村 嘉子
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   准教授
発表年月日 2021/07/03
発表テーマ 離島・僻地における在宅療養支援者のアドバンス・ケア・プランニング に対する実態と課題
会議名 第14回全国看護管理・教育・地域ケアシステム学会 学術大会
主催者 福山平成大学看護学部
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 Web・紙面開催
開催期間 2021/07/03~2021/07/31
発表者・共同発表者 馬場保子 今村嘉子
概要 過疎化が進む離島や僻地で在宅療養を支援している訪問看護師や介護・福祉職はどのように療養者の思い受け止め終末期ケアを実践しているかACP(アドバンス・ケア・プランニング)の実態と課題を明らかにすることを目的にA県3か所、B県3か所の在宅療養支援に携わる訪問看護師、福祉・介護職、保健師13名に半構造的面接を行い質的に分析した。
『離島・僻地医療の現状と課題』『離島・僻地での終末期への不安』『ACPの受け止め方』『住み慣れた地域で最期まで過ごすための要素』の4つのコア概念と15カテゴリー、55サブカテゴリーが抽出された。離島・僻地は、過疎化、高齢化が進んでおり、医療や介護を支える慢性的な人材不足があった。医療資源の衰退に対しては離島・僻地への医療サポートシステムや地域独自の生活援助があり、介護職不足は「看護師の力量」によって支援されていた。『住み慣れた地域で最期まで過ごすための要素』は、「地域の強み」、「信頼できる医師の存在」、「看護師の力量」によって療養者や家族の覚悟を支えていた。人生の最期の過ごし方について、医療資源と選択肢が少ないため「地域の強み」を活かした疾病予防、介護予防のアプローチが必要である。