ウチダ マナブ
Manabu UCHIDA
内田 学 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2014/07 |
発表テーマ | 心不全患者における身体機能変化の特徴と再入院関連 . |
会議名 | 第 23 回日本心臓リハビリテーション学会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 発表者:田辺奈保美.林大二郎.内田学 |
概要 | 心不全患者の下肢筋力は低値であると報告されている。心疾患患者の運動耐容能は、心機能と同様に下肢機能とも密接に関連し、握力は、PeakVO2と同様に予後規定因子とされている。 リハビリ導入後再入院した患者の身体機能変化に着目し、結果について検討した。対象は当院の心臓リハビリテーションに通院している心不全患者25例(平均年齢67.88±11.57歳)。リハ導入時と1年後の身体機能、CPX、LVEF、NT-proBNPなどのパラメーターを比較検討した。対象の再入院の有無により、入院群(8例)と非入院群(17例)に群分けし、それぞれの結果を比較し、相関分析を行った。非入院群では身体機能やPeakVO2、LVEFが有意に改善し、握力とLVEFに有意な相関を認めた。入院群では膝伸展筋力に有意な改善を認めたが、その他の項目は差を認めなかった。 下肢筋力の改善は、心リハにおいて重要視されているが、握力やCPXを含めた全体的な身体機能の改善が、心機能と関連することが示唆された。 特に、心機能と相関を認めた握力は、測定が簡便でもあり、今後再入院に至る評価の1つとして考慮できる可能性がある。 |