ウチダ マナブ
Manabu UCHIDA
内田 学 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2015/09 |
発表テーマ | 柔軟性に注目した心臓リハビリテーションの効果 |
会議名 | 日本循環器学会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 発表者:林大二郎.内田学 |
概要 | 心大血管疾患理学療法診療ガイドラインにおいて柔軟性の評価は推奨グレードBとされており、エビデンスに関する報告は少ない。過去の報告でも、柔軟性の改善に関するものは多く見られるが柔軟性と心機能、身体機能の関連についての報告は散見する程度である。今回我々は柔軟性の変化によって得られる心機能、身体機能の変化について検討した。 【方法】対象は外来心リハに参加している患者で、心リハ導入時と5ヵ月後に身体機能・検体検査・生理機能検査・CT検査をフォローし得た86名。柔軟性の変化から改善群と非改善群に群分けし、それぞれの関係性について分析を行った。 【結果】群間比較として殿囲、TP、PeakVO2、腹部内臓脂肪に差を認めた。FFDとの相関関係は、改善群で片脚立位、STS、BNP、E/Eに認めたが、非改善群ではいずれも相関を認めなかった。 【考察】柔軟性の改善により運動パフォーマンスは拡大し、運動療法の効果が有効に反映されたものと推察される。骨格筋活動の幅が拡大し、代謝機能、血管構造、心機能の改善が期待できる事から運動耐容能も改善が得られたものと考えられる。骨格筋の構造に着目し、柔軟性を確保して行く事の重要性が示唆された。 |