カワモリタ チアキ   Chiaki KAWAMORITA
  川守田 千秋
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   教授
発表年月日 2009/08
発表テーマ Physique of 12 year olds in the State of Siem Reap, Cambodia Comparison of students living in the city / the suburbs / a rural area
会議名 7th World Congress on Aging and Physical Activity.
学会区分 国際学会
開催地名 Suwon
発表者・共同発表者 川守田千秋、渡部鐐二、渡部月子、武藤三千代
概要 カンボジア シュムリアップ州の青少年への健康教育を行うための基礎資料として、小中学生の体格について、今回は、12歳児を対象に、都市、郊外、農村の差を明らかにする。
都市は3校に通う98名、郊外は2校に通う53名、農村は2校に通う66名に2008.5.31(1回目)、2008.10.23(2回目)、2009.3.3(3回目)の3回、身長、体重測定を実施した。
農村群では男女とも身長の伸びが大きく、特に都市群との間で有意な差が認められた。農村群では経済的事情から就学率が低く、退学率が高い。そのようなこどもたちは栄養状態も十分ではないため、結果として、就学を続けているこどもたちは体格の優れた者に偏っていると考えられる。
都市部では貧富の差が生じていることがこどもたちの栄養状態に反映されているとみられる。通学はしていても、こどもたちの栄養状態には差が生じており、体格差として表れていると考えられる。
都市の経済的格差は郊外へ富裕層の移住を進める要因となる。郊外のこどもたちの体格は男女とも都市の子供たちの体格に勝っており、経済的安定がこどもたちの就学や発育に反映されている。