カワモリタ チアキ   Chiaki KAWAMORITA
  川守田 千秋
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   教授
発表年月日 2010/08
発表テーマ シェムリアップ州健康教育モデル校における児童・生徒の発達曲線
会議名 日本運動・スポーツ科学学会国際健康・スポーツ分科会 日本・カンボジア健康・スポーツシンポジウム
学会区分 研究会・シンポジウム等
開催地名 Siem reap
発表者・共同発表者 渡部月子、渡部鐐二、川守田千秋、武藤三千代
概要 シェムリアップ州健康教育モデル校7校における児童・生徒の身長体重から発育曲線の実態を分析し、健康に関する課題を明らかにする。
小学校4校1997名(男子1063名、女子934名)、中学校3校810名(男子363名女子447名)、を対象に、2008年から3年間継続して身長・体重の測定を行い、測定結果を年齢ごとに分析した。
小学校入学時6歳の身長・体重には男女差はなく、11歳で女子が男子を上回っていた。男子が女子と逆転するのは14歳で、日本とは2歳の差があった。女子のローレル指数は11歳まで低下した後上昇し、日本と同様の曲線を示しているが、男子は12~13歳まで周数が下がった後も上がらず、直線を示していた。7歳から11歳までの児童では、身長は男子9.4㎝、女子10.2㎝伸び、体重は男子5.4㎏、女子7.3㎏増加していたが、徐氏は中学生頃からその成長が留まっていた。地域別発育曲線をみると、郊外の児童・生徒が大きく、次いで都市部で、農村部は小さい傾向がみられた。体型では都市部の児童・生徒の2%弱に太り気味がみられ、都市部の生活格差が広がり、やせと太り気味の二極化が生じていることが示唆された。