イマムラ ヨシコ
Yoshiko IMAMURA
今村 嘉子 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 看護学科 看護学教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 1996/10 |
発表テーマ | 痴呆老人患者の行動分析とwell beingを目指す看護の方向性に関する研究 |
会議名 | 日本老年社会科学会第38回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
開催地名 | 岡山市 |
発表者・共同発表者 | 共同発表者:市丸徳美、今村嘉子、古賀美智子、井上悦子、前田護、前田弘子、野口房子 |
概要 | 痴呆老人の生活の質を老人側から評価するために英国のトム・キッドウッドらのDementia Care Mapを参考に作成した評価基準を用い痴呆老人の行動と反応を観察した。痴呆老人患者10名(HDS-R16~4点)を2日間観察した。HDS-R の点数が高い患者ほど、A:相互に他者とかかわっている、B:受身で他者と交わっているの占める割合が高く、M:テレビを見ている、G:ゲームに参加する等の交流時間が長かった。HDS-R の低い患者はC:引きこもるが最も長く、次いでK:移動が長かった。痴呆度と知的活動時間にはかなりの相関があり、対人交流や知的活動については痴呆度に応じた看護者の意図的な関わりの必要性が示唆された。痴呆老人の能力に応じて残存能力を高めることに視点を当てた取り組みがwell beingな看護の方向性として明らかになった。 本人担当部分:介入計画の立案、観察の実施、結果の量的分析、グラフ作成、考察を担当。 |