ウチダ マナブ
Manabu UCHIDA
内田 学 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2019/10/19 |
発表テーマ | パーキンソン病に出現するWearing-off 現象と嚥下障害の関係-舌骨下筋に対する超音波療法が嚥下と呼吸に及ぼす影響- |
会議名 | 第7回日本予防理学療法学術大会 |
主催者 | 日本理学療法士学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 広島国際会議場 |
概要 | 超音波療法がoff期の嚥下機能と呼吸機能に及ぼす影響について検討した. 対象は、PDと診断され嚥下障害を呈している14名(男性8名,女性6名,平均年齢79.3±4.3歳)でWearing-off 現象が出現し摂取量が日内変動する者とした..測定項目としては,嚥下機能を評価するために改訂水飲み試験(modified water swallow test : 以下MWST),相対的喉頭位置,嚥下時における嚥下関連筋の活動として咬筋,顎二腹筋,甲状舌骨筋の表面筋電図学的解析(振幅,活動時間),食事摂取時に出現する顕性誤嚥の回数,呼吸機能として咳嗽時最大呼気流量(Cough Peak Flow:CPF)を測定したOff期の嚥下機能は,On期,US後と比較してすべての項目において有意な制限を認めた(p<0.05).US後はOn期と比較して差を認めなかった.呼吸機能では,On期と比較してOff期,US後は有意に低値を示した(p<0.05).Onと比較して変動が生じる事が特徴であり,同時に誤嚥性肺炎を発生させるリスクにもなりえる.USの介入により嚥下機能自体は改善する傾向を示す一方で喉頭侵入した食塊に対する防御的な反応を形成する咳嗽力には影響を及ぼさなかった. |