カワモリタ チアキ
Chiaki KAWAMORITA
川守田 千秋 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 看護学科 看護学教員 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2011/10 |
発表テーマ | 高齢者における運動と脳機能年齢について |
会議名 | 第70回日本公衆衛生学会 |
学会区分 | 全国学会 |
開催地名 | 秋田 |
発表者・共同発表者 | 武藤三千代、渡部鐐二、若山葉子、勝又聖夫、川田智之、川守田千秋、渡部月子 |
概要 | 高齢者が「生活の自立」を獲得するためには、一定レベルの生活活動力と脳機能を継続していくことが重要である。我々は、運動習慣のある群が運動習慣のない群に比較して生活活動力が優れ、脳の機能年齢が若い傾向であることを既に報告した。今回は、健康体操教室での体操実施前後での脳機能年齢を測定し、単発的な運動の脳機能への効果を検討した。Y市における健康体操教室に参加している60歳以上の男女43名を対象に、体操教室開始30分以内および終了後30分以内に脳機能年齢を測定した。脳の機能年齢は、大阪大学医学部精神科精神生理教室において脳の老化現象を評価することを目的に開発された脳年齢計ATMTを使用して測定した。運動量と総消費量を測定するためにライフレコーダーを装着して、体操指導者の指導のもとに約70分間の運動(ストレッチ、じゃんけんポン体操、みんなの体操、ゆびの体操等)を行った。運動量は19.8±11.5kcal、総消費量125.9±54.3kcalと比較的穏やかな体操であった。運動前に比較して運動後に脳機能年齢がっ若くなる傾向がみられ、おだやかな単発運動でも脳活性化に役立つことがうかがわれた。 |