ハネダ ヨシヒロ
Yoshihiro HANEDA
羽田 圭宏 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2010/05 |
発表テーマ | 高齢者に対するマシントレーニングが筋力・筋量・骨密度に及ぼす影響 |
会議名 | 第45回日本理学療法学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 長良川国際会議場・岐阜都ホテル・県民文化センター未来会館・岐阜メモリアルホール |
発表者・共同発表者 | 共同発表者:高野吉朗,羽田圭宏,前田貴司,久保高明,志波直人 |
概要 | 健常高齢者に対し12週間の運動介入前後に,信頼性の高い方法で筋力,筋量,骨密度を測定し,MTの有効性を検証した。【方法】対象は地域在住高齢者10名,平均年齢67.8±4.78歳であった.トレーニング方法はOG社製膝屈伸筋力マシンを用いて行なった.筋力は、膝屈伸トルク、筋量は,膝伸展筋群と膝屈曲筋群の筋横断面を撮像した.骨密度は,両側大腿骨頚部と第2~4腰椎の平均のを測定した。【結果】膝伸展筋力は44%増加(P<.001)であった.筋膝伸展筋群の大腿四頭筋全体筋量は,8%増加(P<.001)であった.膝屈曲筋群のハムストリングスと内転筋群は,8%増加(P<.001)であった.骨密度には有意な変化はみられなかった。 【考察】膝伸展筋力の改善が大きかった理由として,膝伸展の際に屈曲と同じ運動強度であっても,下肢の自重が加わる運動になる為に負荷が大きくなり膝伸展筋力が相対的に大きく改善したと考えられる.また、膝屈伸共に筋量に有意な改善が認められた事は、歩行が不安定な高齢者において,膝の安定性が高まる事での向上が期待される.骨密度では、改善が認められなかった理由として,骨粗鬆者では無い対象者であったことが影響している。 |