ヨコジマ ケイコ   Keiko YOKOJIMA
  横島 啓子
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   教授
発表年月日 2024/08
発表テーマ 都市部公営住宅に居住する独居高齢者の独自志向性の特徴と孤独感との関連性の検討
会議名 日本看護研究学会第50回学術集会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 杉浦圭子、横島啓子
概要 援助拒否や孤立につながる可能性がある高齢者の一人でいることを好む志向性(独自志向性)に着目し、独自志向性と孤独感、さらには高齢者の健康状態や精神的健康指標、社会的孤立、周囲のサポート提供者の状況との関連を明らかにすることを目的とし、A市のB団地約2700世帯に磁気式質問紙調査を実施した。独自志向性の高い独居高齢者は、一人でいることを好むにも関わらず、孤独感を強く感じていた。また、独自志向性が高いものは男性に多く、IADLの低さや閉じこもりとも関連がみられた。年齢が進むと独自志向性は低下し、特に80歳以上となると健康状態にも不安要素が増え、周囲への親和性が高まることから、独自志向性の高い高年齢層の独居高齢者に対しては、健康への不安要素を解消する取り組みを主眼に置いた支援が有効であることが示唆された。また、孤独感が強い独自志向性が高い高齢者に対して、地区活動に参加できる機会を多く設けるとともに、一人でも安心して参加できるプログラムの考案等の支援を行っていく必要性があると考えられる。