スエキ ハジメ
SUEKI Hajime
末木 新 所属 和光大学 現代人間学部 心理教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「死にたい」と検索する者の相談を促進するインターネット広告の要素は何か? |
執筆形態 | 指定なし |
掲載誌名 | 自殺予防と危機介入 |
掲載区分 | 国内 |
著者・共著者 | 髙橋あすみ,土田 毅,末木 新,伊藤 次郎 |
概要 | 本研究は自殺関連語を検索する者の援助要請行動を促しやすいインターネット広告の内容を検討した。広告は基本的内容に加えて,見出しに直接的メッセージ(相談してください)か共感的メッセージ(つらかったですね)のどちらかを含め,説明文に相談手段と支援者情報を組み合わせて8種類を作成した。6種類の自殺関連語を検索した結果として広告一つがランダムに表示されるようにGoogle広告を設定した。広告のリンク先ページからボタンをクリックすると電話相談窓口へ発信することができた。ボタンクリックの有無を従属変数,広告の要素を独立変数としたロジスティック回帰分析を行った結果,見出しは共感的メッセージよりも直接的メッセージの方が約1.6倍,見出しが共感的メッセージの場合には相談手段を説明に含んだ方が約1.2倍,ボタンクリックの割合が高くなった。すなわち,自殺の相談を促す広告には直接的メッセージと相談手段を含むことが望ましい。 |