研究業績 |
■ 著書・論文歴
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経歴 |
■ 職歴
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その他 |
■ 教育活動
・2000年 和光大学表現学部表現文化学科に専任講師として着任
・2006年度まで表現文化学科助教授
・2007年度より、表現学部の改組改編に伴い、芸術学科准教授。現在に至る
・「アートブック研究」
おもに1・2年生を対象に、「本」という固定観念の解体と「本」の再定義を仕向ける。パピルス、紙の発明、グーテンベルグ聖書など紙と本の歴史に始まり、マクルーハンのメディア論にも触れ、後半は、拡張された「本」の事例を紹介している。芸術学科の3コースとの横断的な関連づけを意識している。学生たちに、アートとしての本、ブックデザイン、編集術についての素地を作ってもらうのが狙いである。
・「空間をつくる」
バウハウスやニューヨーク近代美術館の設立などを通じて、美術とデザインの分野で規定されてきた近代空間の概念を、その後の建築家や美術家たちがどう切り崩してきたか。近代空間の有用性を認めつつも、近代空間の限界について考察し、パブリックアートやメディアアートがいかに空間を作ってきたか、その歴史と技法について考える。
・「映像の文法」
映像、平たく言えば映画の構成を、自明のものと考えず、カット、ショット、シーケンスなどの概念から映像を構文的にとらえていく基礎を作る。おもに1・2年生のうちに受講してもらい、その後の製作の基礎として役立ててもらいたいと考えている。
・「メディアと表現の歴史」
写真から映画へ。無声映画からトーキーへ、など、メディアを介在させた視聴覚表現は、その文化装置(apparetus)によっても規定されている。さまざまなメディアの変遷の歴史を通じて、それが表現をどう変容していったのかを探る。『情報メディア学入門』(オーム社、共著)を教科書とする。
・「写真とメディア」
雑誌を中心としたプリンティング・メディアと写真との相互関係性から写真史を論じた半期授業。写真には自律した芸術作品としての側面とメディアに掲載されることによって人々の集合記憶に焼きついていくという両義性を説く。W・エヴァンスのドキュメント写真が雑誌掲載不可とされたエピソードや、D・アーバスの写真ルポルタージュ記事の紹介など。
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■ 国際学術交流
・2008年度、サバティカルで、アメリカ・N.Y.を中心にフィールドワーク
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■ 研究活動
デジタル技術の普及によって映像制作は個人でも行えるようになった。ヴィデオアート、メディアアート、映像を使った現代美術作品、ドキュメンタリー映画、音楽や演劇とのコラボレーションなど、現代の映像表現の境界は溶解が進んでいる。また映画は編集技術である。「編集」「映像」「表現」という概念から個々の作品を探求し、論じている。
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■ 和光大学リポジトリ
リポジトリ
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