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    (最終更新日:2024-10-05 16:53:06)
  カトウ イワオ   KATO Iwao
  加藤 巌
   所属   和光大学  経済経営学部 経済学科
   職種   教授
研究業績
■ 著書・論文歴
1. 2022 論文  「団塊の世代は若者の仕事を奪ったのか― 旺盛な労働需要と高年齢者の就業 ―」 『和光経済』 第55(第1号)  
2. 2021/03 著書  『経済経営学部のキセキ』和光大学経済経営学部編   (共著) 
3. 2021/03 著書  『現代に問う経済のあり方 経営のあり方』和光大学経済経営学部編   (共著) 
4. 2021 論文  「マレーシアにおける人口の高齢化に関する意識調査-マレーシア人大学生と親世代は高齢化についてどのような認識を持つのか-」 『和光経済』 第53(第3号)  
5. 2021 論文  「高年齢者雇用を伝える学術交流の考察-マレーシア人研究者の来日調査と成果の検証-」日本地域学会編 『地域学研究』 第50巻(第2号) (単著) 
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経歴
■ 学歴
1.
(学位取得)
福岡大学 修士
2. 法政大学大学院 政策創造研究科 博士課程単位取得満期退学
■ 職歴
1. 2008/04~ 和光大学 経済経営学部 経済学科 教授
2. 2007/04~2008/03 和光大学 経済経営学部 経済学科 准教授
3. 2004/04~2007/03 和光大学 経済経営学部 経済学科 助教授
4. 2003/04~2004/03 和光大学 経済学部 経済学科 助教授
5. 2000/04~2003/03 中京学院大学 経営学部 専任講師
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■ 現在の専門分野
開発経済学, 国際経済学 (キーワード:発展途上国経済論、東南アジアの高齢化) 
社会活動
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2020  The impact of Covid-19 pandemic on international tourist arrivals and tourism sector in Malaysia and other ASEAN countries その他の補助金・助成金 
2. 2016  研究テーマ:ニアス島における伝統舞踊「Maena」を活用した防災教育事業 国内共同研究 
3. 2016  文化が防災に果たす役割-防災教材と防災教育プログラムの開発にむけて 国内共同研究 
4. 2016  留学生と日本人学生の協働によるアジア乳食文化の紹介 その他の補助金・助成金 
5. 2015  「アジアの食体験」を通じた小学生向け異文化理解教育 その他の補助金・助成金 
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■ 受賞学術賞
1. 2012 International Invention, Innovation and Technology 2012_IITE2012, Kuala Lumpur, Malaysia Silver Medal for Invention(Invention部門銀賞)
2. 2012 R&D Expo 2012, Poster Session,UNIMAS, Malaysia Silver Medal(銀賞)
その他
■ 教育活動
・2003年4月、和光大学経済学部経済学科に国際経済学・開発経済学担当の助教授として着任
・2008年4月、経済学科教授に昇格、現在に至る(2005年4月、経済学部は経済経営学部に改組)

経済学科において、主として国際経済学や開発経済学に関連する講義を担当している。国際経済学では「リカードの比較生産費説」をはじめとする貿易理論を講義している。同時に海外直接投資や為替変動の実例を紹介し、受講者がケーススタディで学べるように心掛けている。

開発経済学では発展途上国の暮らしや途上国と日本の関係に興味を持つ学生が受講している。講義では具体的な事例を取り上げ、そこから受講者1人1人が考えていく作業を行っている。講義内容に対して短いレポートを提出してもらい、それを基にして、次の講義では受講者全体で討論することもある。また、これまで発展途上国で撮りためた映像資料なども活用している。

上記講義に関連して、ゼミナール(演習)では国際物流商品や海外投資をテーマにして発表会を行っている。ゼミ生を中心として、年に一度、マレーシアなどの国々を訪れ、現地の暮らしを直に触れる機会を持っている。現地の大学や中学校、各種NGOなどとも交流している。また、最近はワークショップ(演習型講義)として、少子高齢化対策などに関する授業を英語で行っている(週に1コマ)。
■ 国際学術交流
2009年4月から2010年3月までと2017年4月から2018年3月までの2度にわたりマレーシア国立サバ大学(UMS)において客員教授を務めた。同大学の人的資源経済学科で人的資源論などの講義を担当した。同時に、現地研究者らと研究会を立ち上げ、世界各国の少子高齢化現象や日本の高年齢者雇用の仕組みについて知見を共有した。2010年以降はマレーシア人研究者らを日本へ招いて、高齢者向け福祉施設や高年齢者雇用を行う企業などを訪問し調査する機会を設けている。こうした活動にはユニベール財団やマレーシア高等教育省、和光大学総合文化研究所などから助成を受けた。2012年にはフィリピンとインドネシアおよび日本から4人のゲストを招き、「越境する少子・高齢化」と題したシンポジウムを開催した(和光大学総合文化研究所主催)。また、2016年から2018年までは国際協力機構(JICA)の草の根支援活動としてインドネシアにおける防災教育活動に参加した。2019年には外務省が推進する国際人的交流事業(JENESYS)で東南アジアの大学生らに日本の高年齢者雇用に関する講義を担当した。また、2021年にはFriedrich Naumann Foundationの依頼で東南アジアの高校生ら向けに高齢者雇用に関してオンライン講演を行った。同様に2021年以降、インドや中国、インドネシア、ベトナムの大学でオンライン講演や講義を担当した。
■ 研究活動
大学院では発展途上国経済論(開発経済学)を専攻した。これまで多くの国で社会の底辺に生きる人々と出会った。いまも毎年、発展途上国に出掛けて人々の暮らしに触れている。日々の暮らしを改善するものは何か。経済学で手助けできることは何かと問い続けている。「なぜ社会には貧しい人がいるのか、その状況を改善できないのか」と感じた当初の気持ちを大事にしている。

現在も、発展途上国の研究者らと共同研究を行っている。とくに、これから急速な少子高齢化の進展が予測されるアジア諸国へ日本の経験や知恵を移植できないかと検討している。中でも高齢者雇用の仕組みをアジア各国で適応可能とする工夫について考えている。多彩な文化を内包するアジア地域では、少子高齢化への対策も多様なものが備えられるべきだと考え、その具体的施策を提示することを目下の研究課題としている。

学会活動では、日本経済政策学会、国際開発学会、日本国際経済学会、日本経営教育学会、経営行動研究学会、日本貿易学会、日本生活学会に所属している。日本生活学会では2014年~2018年まで理事を務めた。
■ 和光3分大学
和光3分大学Link
■ 和光大学リポジトリ
リポジトリLink
■ 学内職務
1. 2010/04
2014/03
国際交流センター長
2. 2010/04
2016/03
地域・流域共生センター員
3. 2014/04
2016/03
異文化交流室世話人代表
4. 2015/04
2016/03
ジェンダーフォーラム委員
5. 2015/04
2017/03
大学院現代経済・ビジネスコース幹事
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