研究業績 |
■ 著書・論文歴
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■ 学会発表
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経歴 |
■ 職歴
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■ 現在の専門分野
中央ユーラシア文化研究, 叙事詩研究 (キーワード:中央ユーラシア叙事詩研究、中央ユーラシア文化史、中央アジア地域研究)
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■ 所属学会
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社会活動 |
■ 講師・講演
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その他 |
■ メールアドレス
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■ 教育活動
・2003年4月、和光大学表現学部イメージ文化学科に専任講師として着任。
・2007年4月、表現学部総合文化学科准教授に昇格。
・2013年4月、表現学部総合文化学科教授に昇格、現在に至る。
表現学部総合文化学科において、中央ユーラシアの歴史や文化について、口頭伝承、神話、英雄叙事詩などの精神文化を中心に論じる講義を担当している。具体的には、中央アジア・中央ユーラシアからの視点による世界の歴史の流れや国際社会の動向を共通教養科目「中央アジア文化史」で取り上げ、中央ユーラシアの人々の神話・伝承の世界、シャマニズムやテングリ信仰について「ユーラシアの神話1」で取り上げた。また、ユーラシアの伝承や語りについて扱う「叙事詩を読む」ではカザフ語やウズベク語など、テュルク系言語の原文テキストを平易に解説しながら、学生に翻訳させ、様々な方法で表現させた。「トルコ諸語とその世界」では、ウズベク語の基礎文法の習得を目標に、簡単な翻訳も行わせるとともに、ウズベキスタンの歴史や文化を教授し、外国語を学ぶ楽しさを理解させた。
いずれの講義も配付資料をはじめ、映像・音響資料、あるいは現地で収集したさまざまな資料を用いることで、より理解しやすくできたものと自負する。授業には、カザフ人、ウズベク人、モンゴル人なども随時招き、「生きた国際交流の場」を学生たちに提供した。また、大学構内の授業だけでなく、授業科目「フィールドワークの実践」をはじめ、学生とともにフィールドワークも行ってきた。具体的には、カザフスタン、クルグズスタン、ロシアやトルコ、国内各所でフィールドワークを行い、現地でしか学ぶことのできない諸問題に取り組ませた。ゼミナール「ユーラシアの歴史と文化」では、中央アジアを中心に、東アジアから西アジア、ロシア・東欧までの様々な民族の歴史と文化について、ゼミ生に報告させるとともに、活発な議論をさせて理解を深めた。このほか、英語やロシア語など外国語原書の講読を行う自主ゼミを主催し、授業やゼミだけでは学びきれない部分を補った。2009年度からは大学院現代社会文化論コースの授業(中央ユーラシア遊牧社会の歴史と文化)も担当している。なお、東京外国語大学(諸地域言語(中央アジア諸語1)、地域言語C(アジア諸語1))(2009年~)で非常勤講師を行っている。
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■ 研究活動
中央ユーラシアにおける文化、とりわけテュルク系の英雄叙事詩とそれに関連する諸問題についての研究を行っている。その中でも、テュルクの人々の歴史や文化においてとくに重要な意味を持つ叙事詩大系「ノガイ大系」に注目し、これらの作品の特徴を明らかにするとともに、「ノガイ・オルダ」の歴史に関する分析を行った。カザフやウズベク、カラカルパクなどのテュルク系民族の文化史・文学史についても論考を進めてきた。ソビエト期や現在の中央アジアやコーカサス、ヴォルガ・ウラル地域における「民族文化」のあり方についても研究対象としている。また、ユーラシア諸民族の神話的伝承やシャマニズム的世界観に関する研究を進め、テュルクの人々の精神文化の解明に努めている。さらに、ユーラシア各地に伝わる英雄譚と日本の伝承との類似性(『アルパムス・バトゥル』と『百合若大臣』、『エル・トシュティク』と『甲賀三郎』など)にも注目し、世界各地に広がる類話の相互関係についても強い関心をもっている。
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■ 和光3分大学
和光3分大学
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■ 和光大学リポジトリ
リポジトリ
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