研究業績 |
■ 著書・論文歴
|
経歴 |
■ 学歴
|
■ 職歴
|
■ 現在の専門分野
英米演劇, アメリカ大衆文化史 (キーワード:英米演劇、アメリカ文化(アメリカ大衆音楽))
|
|
■ 所属学会
|
社会活動 |
■ 社会における活動
|
■ 研究課題・受託研究・科研費
|
その他 |
■ 教育活動
・2008年4月、和光大学表現学部総合文化学科に准教授として着任。
・2013年4月、同教授。
表現学部総合文化学科では、「イギリス・アメリカの演劇」「ヨーロッパ・アメリカの音楽文化史」についての授業を担当している。
イギリス演劇については、ウィリアム・シェイクスピアの多様な解釈からサミュエル・ベケットに代表される不条理演劇まで、概論的な講義を行っている。アメリカ演劇については、ユージーン・オニール、テネシー・ウィリアムズ、アーサー・ミラーを中心に、20世紀演劇の重要劇作家とその作品を、時代背景、文化理論、文学思潮、社会事情などとの関係で論じる。その一方で、表現芸術の「演劇」とは別に、人間の日常生活における「演技」に着目し、我々の「日常的な演技」と「文化的・社会的通念(特にジェンダー意識)の形成」の関係性についても検討する。
音楽文化に関する講義では、東ヨーロッパ(バルカン半島)、フランス、イギリス、アイルランド、アメリカの地域音楽や民族音楽を広く扱う。また、欧米の大衆音楽・民衆音楽で用いられる楽器(構造、演奏法)や、西洋の音楽理論なども授業で取り上げる。
ゼミナール・卒業論文指導では、演劇一般と現代文化を対象とする研究と論文の指導を行っている。その他に外国語科目の「英語」、共通教養課程の「文化としての言葉」の授業科目を担当。
|
|
■ 研究活動
「アメリカ」を基本に、二つの分野で研究を行う。
第一の領域はアメリカ演劇研究である。ユージーン・オニールやアーサー・ミラーの作品について、歴史や社会思想(特にジェンダー理論)を視野に入れながら考察を重ねている。イギリス演劇以上に「時事性」の強いアメリカ演劇を通して、アメリカン・ドリームの向こう側に存在する、アメリカの生々しい現実の諸相――移民、人種、階級、性差などの問題――を検討する。
第二の領域はアメリカの大衆音楽文化で、近年はこちらの研究に重点をおいている。具体的には、19世紀の楽譜音楽、ミンストレル・ショーから20世紀のジャズ成立に至るまでのアメリカ音楽文化の歴史的検証と、現在のアメリカにおける「移民音楽」「地域音楽」の考察に取り組む。「音楽メディア」や「楽器」がいかに音楽文化を形成し、その一方で、音楽文化がいかに新しい楽器やメディアを生み出したのか。移民たちの音楽文化に「同化」と「差異化」の問題をどのように読み取ることができるのか。また、こうした従来の社会史的・文化史的アプローチに加え、西洋音楽理論や音楽の記譜法も考察に組み入れている。
さらにこの数年は、「演劇」「音楽」といった既存の枠組みにとらわれず、「興行」をキーワードに「大衆パフォーマンスの文化史」へと研究の領域を広げつつある。大道芸、路上音楽演奏(広告、儀式祭礼)、演芸、見世物など、従来の「芸術」の範疇から除外されていた市井の文化について、階級や民族の問題も視野に入れて調査・考察する。
|
|
■ 和光大学リポジトリ
リポジトリ
|
|