教員データベースTOP
photo
    (最終更新日:2024-06-27 08:25:26)
  オオニシ キミエ   ONISHI Kimie
  大西 公恵
   所属   和光大学  現代人間学部 心理教育学科
   職種   准教授
研究業績
■ 著書・論文歴
1. 2016/09 論文  「1950年代初期における職業・家庭科のカリキュラム編成-長野県飯田市立飯田東中学校の事例を通して」 『〈教育と社会〉研究』 (第26号),67-78頁  
2. 2016/03 論文  「1930年代初期における国語科の教育目的の問い直し-第34 回全国小学校訓導協議会の議論を通して」 『和光大学現代人間学部紀要』 (第9号),57-70頁  Link
3. 2016/02 論文  「保育記録を書くことの意味-吉村真理子の保育記録論を通して」 『保育実習センター通信』 (第6号),7-9頁  
4. 2016/01 論文  「学習雑誌『伸びて行く』に見る山路兵一の「読書創造」」 『学習研究』 (第477号),16-21頁  
5. 2015/12 論文  「新制中学校設立初期における学校経営と生徒指導-飯田東中学校の教科教室制を通して」 『〈教育と社会〉研究』 (第25号),55-65頁  
全件表示(15件)
経歴
■ 学歴
1.
(学位取得)
2.
(学位取得)
3. 一橋大学大学院 社会学研究科 総合社会科学専攻 博士課程単位取得満期退学
■ 職歴
1. 2017/04~ 和光大学 現代人間学部 心理教育学科 准教授
2. 2013/04~2017/03 和光大学 現代人間学部 心理教育学科 講師
■ 所属学会
1. 教育史学会
2. 教育目標・評価学会
3. 国語教育史学会
4. 全国大学国語教育学会
5. 日本教育学会
全件表示(7件)
その他
■ 教育活動
2013年4月、和光大学現代人間学部心理教育学科に教育学担当の専任講師として着任。

現代人間学部心理教育学科の教員として以下の2領域の授業を担当している。

まず、教育実践論に関する講義と演習である。初等教育・幼児教育に関する教育内容・方法の実践理論および実践史および国語教育の内容・方法に関する講義を行っている。演習では、これまでの日本の教育現場に蓄積されてきた様々な教育実践の事例を取り上げるとともに、現在行われている教育・保育実践の現場を見学し、参加学生相互の討論を通して、教師が行う人づくりの技や工夫について考察を深めることを目指している。

もう一つは、近代および現代日本の教育史に関する講義である。社会の変容との関係で教育の制度的展開を押さえつつ、具体的な教育実践の事例を多く取り上げながら、人づくりのありようが質的に変化してきた過程をたどっていく。教育の歴史を学校の内部に限定した問題として捉えるのではなく、学校を取り巻く社会の変化や子どもの変化との関係で教育の問題を歴史的に捉えられるよう講義内容を構成している。

また、東洋大学で非常勤講師として教育方法論に関する講義を担当している(2011年度から現在まで)。
■ 研究活動
現在、主として二つのテーマについて研究を行っている。

まず一つ目は1900-30年代の日本の教育実践の検討である。教育実践は教師個人の思想や実践経験だけでなく、歴史的社会的背景の中で産み出される。どのような社会的状況の中で教育課題が立てられ、子どもにどのような力を獲得させようとしたのか、そしてそれをどのような内容と方法によって実現しようとしたのか。こうした教師たちのペダゴジーに関する議論と教育実践の形成過程について検討している。特に、この時期の教育実践の中で注目しているのが国語教育と総合学習である。

二つ目の研究課題は地域社会と教育の問題である。神奈川県小田原市、兵庫県豊岡市、長野県飯田市の地域史料と学校史料の調査を進めている。政治的・経済的状況や、文化的状況といった地域社会のありようから人間形成上の課題が立ち上がってくるが、こうした課題に学校教育としてどう対応しようとしたのかについて検討を行っている。
■ 和光大学リポジトリ
リポジトリLink