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    (最終更新日:2024-07-29 13:42:14)
  アベ アキコ   ABE Akiko
  阿部 明子
   所属   和光大学  表現学部 総合文化学科
   職種   准教授
研究業績
■ 著書・論文歴
1. 2022 論文  「日本語と英語における結果構文とその関連構文」 『言語研究の世界—生成文法からのアプローチ』 306-318頁  
2. 2019 論文  「構文イディオムとOne’s way 構文」 『今さら聞けない英語学・英語教育学・英米文学』 2-3頁  
3. 2017 論文  「Way構文における非能格性について」 『第89回大会Proceedings(付 2016年度支部大会Proceedings)』 157-158頁  
4. 2017 論文  「Way構文の構造と手段・様態解釈」 『津田塾大学言語文化研究所報』 (第32号),34-45頁  
5. 2015 論文  「英語の結果構文における「程度」読み解釈に関する一考察」 『英語と文学、教育の視座』 192-203頁  
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■ 学会発表
1. 2016/11/20 「「Way構文における非能格性について」(日本英文学会東北支部第71回大会シンポジウム「動詞と形容詞の項構造・構文とレキシコン」)
2. 2011/09/04 「結果構文における一考察―Time-away構文およびWay構文との関係性をめぐって―」(欧米言語文化学会第3 回大会, シンポジウム「教室で生かす英語学」)
3. 2011/08/27 「結果構文とその関連構文について」(津田塾大学言語文化研究所 英語の共時的及び通時的研究の会 プロジェクト発足二十五周年記念大会)
4. 2008/11/16 「Way構文の派生と拡張」(日本英語学会第26回大会)
経歴
■ 学歴
1.
(学位取得)
2. 津田塾大学大学院 博士後期課程単位取得満期退学
■ 職歴
1. 2018/04~ 和光大学 表現学部 総合文化学科 准教授
2. 2014/04~2018/03 和光大学 表現学部 総合文化学科 講師
■ 現在の専門分野
言語学, 英語学 (キーワード:言語学、英語学) 
■ 所属学会
1. 日本英語学会
2. 日本言語学会
3. 日本英文学会
4. 英語語法文法学会
5. 日本英語英文学会
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その他
■ 教育活動
2014年4月、和光大学表現学部総合文化学科に、言語学・英語学の講師として着任。2018年4月より准教授。

 総合文化学科において、主として言語学・英語学分野に関する講義と外国語科目を担当している。英語学入門のための講義である「英語学序論1・2」では、専門を学ぶ足がかりとして、英語が示す興味深い言語現象を取り上げ、英語を学術的な視点から眺めることの面白さを伝えている。また、英語学の専門性を深める科目の一つである「英語の歴史」では、英語の外的歴史と内的歴史の両面に関する基本事項を扱うだけではなく、英語科教職免許の選択科目であるという科目の性格も踏まえ、英語を史的に学ぶことで、現代英語に対するより深い理解が得られるよう努めている。

ゼミ及び卒業論文の指導においては、学生の自主性を重んじ、学生各人が自身の興味・関心に基づき、言語学・英語学の様々な分野の中からテーマを選択できるようにしている。また、口頭発表やレポート作成等の様々な活動を通して、目標に向かって自ら研究を進めていくための計画立案能力や文献をしっかり理解するための読解力、自分の意見をしっかりと伝えるための自己表現力といった能力が身につくよう指導することを心がけている。
■ 研究活動
英語学のなかでも、構文の形式と意味が中心的な研究分野で、具体的な研究テーマとしては、結果構文、Way構文、Time-away構文、使役移動構文等の特殊構文があげられる。これらの特殊構文は、たとえば[動詞(makeなど) +one’s way]という形から「苦労しながら道を進む」という特別な意味が生じるように、特定の形式に特定の意味が結びついているという共通した特徴を有するものの、どの構文をとってみても決して等質的ではなく、これら個々の構文の特性および類似した構文間の関係性をどう捉えるかということがしばしば論争の的となっている。このような複雑な構文現象をめぐるさまざまな問いに答えていくためには、まず各構文の本質的な特徴の徹底的な解明が必要であるが、実際に用いられる多くの言語データの観察から得られた記述的一般化に適切な説明的妥当性を与えることで理論構築を進めている。

また、これらの英語の特殊構文の研究で得られた知見をもとに、英語以外の言語の特殊構文の考察を行い、言語の普遍性と多様性の解明に貢献するような研究、すなわち、人間言語に共通した性質とは何なのか、実際の言語形式はどのような形が普遍的に好まれるのか、また、どのようなところで多様性がでてくるのかということを明らかにしようとしている。
■ 和光3分大学
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